hx4700の運用ととメモリ

nurikabe-majin2005-01-19

昨日約1時間もかけて書き上げた内容は見事に吹っ飛びました(^^ゞ以下、昨日書いたことを思い出しながら書きつづるものですが、もとよりあまり価値はないと思いますが、私の私見として捉えてくだされば結構だと思います。
hx4700を使いたいのですが64MBで支障ありませんか?」というコメントをいただいたので、コメント欄では書ききれないと思い、日記の記事にすることにしました。たぶん延々と長い文章を書くことになりますが、おつきあいくださいm(__)m
現在私が毎日持ち歩いているPDAhx4700一台のみです。これ一台ですべてをまかなっています。それ以外はすべて予備機です(。_・☆\ ベキバキ。私がhx4700で行っていること、スケジュール管理、仕事の管理、アドレス管理、出納帳、ちょっとしたメモがメインで、たまに時間ができた時にメールの送受信、ネットブラウズ、そして動画鑑賞を行っています。一時期は最大5台くらいのマシンを毎日腰に装着したり鞄の中に入れたりして持ち歩いていた時もありましたが、今は本当にこれ一台です(それなのに近々また2台増えるというのはおいておきましょう)。kooさんからいただいたコメントに答えることって本当に難しいことなんですよね。たぶんPDAを長く使っていれば使っている人ほどそう思ってもらえると思います。というのもPDAに求めるものが本当にユーザー一人一人によってさまざまだということにつきるのです。同じ用途であっても人によって使い方はまちまちです。だから基本的には他人の意見はあまり当てにはなりません(^^ゞ(当てにならない、と参考にならないとは別義とします)。特に最近にぎやかになってきた動画をPDAで扱いたいと思うと、さらにややこしくなります。もちろん、PDA自身の性能は昔に比べて格段によくなりました。本当に昔に比べたらストレスなく動画を楽しむことができます。そう、あくまでも昔に比べれば・・・。特に私がメインで使用しているPPCシグマリオンIIIも一応含めておきます)での動画再生はBetaPlayerの登場で飛躍的に変わりました。以前でも再生環境はいくつかありましたが、再生のためのファイルが限られていたり、再生可能な形式への変換が大変だったり、また変換したファイルのサイズが大きくて、それを持ち歩くためのストレージも価格がものすごく高かったですしね。かつて、HP200LX全盛だった頃、そのHP200LXで動画が再生された時には歓声を上げたものです(もちろんモノクロでしたけれど)。
と前不利がいつも通り長くなりましたが、何もかも全てを満足できる状態に使用と持ったら、はっきり言ってhx4700のハードを持ってしても厳しいです。その最も大きな原因が64MBという限られた内蔵メモリでしょう。128MB搭載していたe800e830Wのメリットといえばここにたどり着きます。ただ、かといってあきらめることもないのは多くのユーザーが工夫して使われていることからも明らかでしょう。そう、快適に使い倒そうと思ったら、どうしてもある程度の努力は必要になってきます。その辺がPDAの敷居を高くしてしまっている原因かもしれませんね。たとえば、メモリが少ないのなら、使用するメモリを節約すればいいのですが、その節約をどうするか?ということになります。動画再生にはBetaPlayerを使用することが大前提ですから、それ以外の作業をどうするか?ということになります。思い切った選択をするならば、まずは動画以外をすべてプリインストールされているPocketOutlookや受信トレイ、PocketInternetExploreで執り行う、ということです。そうすれば消費されるメモリ容量はシンクロされるデータの量に限られてきます。さらにActivesyncの設定で同期するデータの量を制限すればそこそこのメモリをあけることができると思います。BetaPlayerでの快適な動画再生環境を構築するためにそれ以外の機能を最低限の機能に制限する・・・。うーん、なんか矛盾している気がしますが・・・(^^ゞでも、それこそ求めているものは人それぞれです。PocketOutlook、受信トレイなどはお世辞にも使い勝手のいいアプリケーションとは言い難いのですが、それでも自分の使い方には支障はない、という方もおられるでしょう。そういう方にとっては、これで十分な環境が構築できるかと思います。hx4700というハードの持つ性能を十分に生かしているかどうか?という部分には疑問が残りますが。もっとも、そもそもその程度しか満足できないアプリしか搭載していないPPC自体にも問題はあるとは思うのですけれどね(^^ゞ
じゃぁ、そういった作業にも快適に使いたい、と思ったらどうするのか?というと結局代替アプリを使用することになります。つまりアプリケーションを追加するわけで、そのためには大事にあけておきたい空きメモリのいくらかを圧迫してしまう結果になってしまいます。それをなるべく回避するためにユーザー側ではいろいろな工夫が必要になります。たとえば内蔵メモリへの圧迫をできるだけ避けるためにインストールするアプリケーションの置き場所を内蔵メモリ以外の場所にするということです。幸いhx4700は内蔵メモリ以外にストレージとして利用できる「iPAQ File Store」というフラッシュメモリを128MB(うちユーザー使用可能なのは90MB程度)内蔵しています。できる限りこちらへインストールすることで内蔵メモリを節約することもできますけれど、そのインストールにはちょこっとコツの必要なものもあります。そういった先人の情報を探して、自分の力でとりあえず何とかするだけの努力は必要になってくると思います。最も、親切な方々が多いですから、質問などをすればていねいな答が返ってくるかと思いますが、そこか自分で使うことですからできる限り自分で試行錯誤してみましょう(^^ゞ私も現在でもいろいろと試行錯誤の途中です。まぁ、それが楽しかったりするんですけれど・・・って、こう書いちゃうとその時点で一般的なユーザー予備軍は引いちゃいますか?(^^ゞ
と、結果的には個人のとらえ方に非常に左右されるっていう答にならない答になっちゃいますね。そうそう、hx4700で再生する動画ファイルを作成する時にもいろいろと工夫する必要があります。変換ソフトの種類にもよりますけれど、フレームレートの高い動画に変換するとファイルサイズも大きくなりますし、何よりメモリ不足などと関連してノイズが入ったり、映像と音声がずれてしまったりする場合があります。私の場合はDVD/HDDレコーダーで録画したTV番組を母艦のデスクトップに持ってきてCMをカット後、PocketDivEncorderにてDivXファイルに変換してSDに保存して持ち歩いています。今の設定でだいたい24分くらいのアニメ番組が120MBくらいの大きさになります。これでも、私のhx4700では結構ブロックノイズがでたりします。でも、この辺は妥協しています。私はhx4700を動画再生のみに使っているわけではないからです。むしろ、メインはスケジュールなどの管理なのですから、割り切るしかないですね。当然私はすべて代替アプリを使用しています。以下に私の主な環境をあげておきますね。
【スケジュール、アドレス、仕事、メモ】
PocketInformant5.2(シェアウェア)を使用。インストール先は「iPAQ File Store」。このうちメモデータはPhatNotesを連携させて使用。スケジュールデータはOutlook2003の全てのデータをシンクロ。件数はスケジュール約10,000件、アドレス約500件、仕事約20件、メモ約600件というところです。
【出納簿】
Pocketひかるを使用。「iPAQ File Store」にインストール。データも「iPAQ File Store」に保存。
【メール】
QMAIL3(ずいぶん前のもの)とnPOPQを併用。どちらもプログラム、データともにSDメモリカードに置く。
【ブラウザ】
NetFront3.1を使用。これも「iPAQ File Store」にインストール。キャッシュは使用せず。
と、これ以外にもたくさんインストールしているので、内蔵メモリの空きはほぼ20MB強というところです。さらにこれがプログラム実行領域とストレージ領域に分割されますから、実際のプログラム実行領域は16MBくらいしかありません。それでももっと快適な環境を求めるならばpocketgamesさんが扱っておられるRAMアップグレードサービスに出すという手があります。この方法によって内蔵メモリを倍の128MBにアップさせることができますが、同時にhpの保証は切れてしまいますので、万が一故障などが起こった場合、最悪修理すら受け付けてもらえない可能性もあります。もちろん、本来はメーカー保証期間中の無償修理であっても有償になってしまいます。まぁ、その辺のリスクをどう考えるか?ということですね。結局hx4700よりも動画再生の上欲が高いといわれているDELLAxim X50vを手に入れたところで結局はこれも内蔵メモリは64MBですから、同じ問題にぶち当たることになりそうです(というか、ユーザー使用可能領域44MBというのがかなり不安です)。
以上、役に立ちそうにもないことをダラダラと書きました。もっと詳しい説明を!というとaviさんやmobachikiさんがかなり詳しく解説されておられますので、そちらを参照なさってください(。_・☆\ ベキバキ。