横長クリエPEG-UX50簡易インプレッション(その2) 22:46

nurikabe-majin2003-08-18


こりずに(^^ゞとりあえずハードウェア編だけでもアップしておきますね。右の画像は横長非対応のClieMemoの画面です。対応アプリだと左上の角に青い矢印ボタンがでます。これをタップすることでシルクエリアを開いたり閉じたりできるんですが。
あ、あとかなり厳しいこと勝手に書いています。決してユーザーを悪くいうつもりはありません。ユーザーが工夫して使わなければならないマシンかな?というのが正直な感想なのです。ご気分を害された方には申し訳ありませんm(__)m

  1. ハードウェア編(その2)

昨日「横長画面に標準アプリケーションが対応し切れていない」、と書いたが、少しだけ補足しておきます。標準搭載しているアプリケーションというのはPalm標準のアプリケーションとプラス同様にROMにプリインストールされているSONY謹製のアプリケーションを指します。そのすべてが対応していないわけではありません。標準PIMの予定表、アドレス帳、TO DO、メモ帳は対応されています。またClie Mail、NetFront3も対応しています。しかし、これらを対応させて搭載しているならば、すべてのプリインストールアプリケーションを対応させて搭載させるべきだと考えます。MoviePlayer、AudioPlayer、WA Clock、電卓、Clie Memo、Voice Recorder、Flash Player、Sound Utility、RemoteCamなどのアプリケーションは非対応のままです。対応させずとも問題ないと判断したともとれますが、ユーザーからすればやはりすべてのアプリケーションが横長ワイドハイレゾに対応してこそ完成品という思いがあり、これでは不満がでることくらい気がつくべきだと考えます。昨日も書きましたが、SONYはかつてこの問題を経験しているはずなのです。にもかかわらず、同様のことを繰り返すのはユーザーをないがしろにしているようでしかたがありません。

31万画素という今では携帯電話にも搭載される程度のデジタルカメラ機能ですが、ちょっとしたスナップ気分で撮影したいときなどには結構重宝するかな?というほどの使い勝手は確保されています。回転式レンズの配置、シャッターボタンの位置なども横長で両手でホールドした時に使いやすい場所に配置されているので、私としては及第点を与えられるかな?というところです。ただし、あくまでも割り切って使用することを前提にした場合に限りますが。内蔵メモリもメモリースティックを装着していないときにでも動画や静止画を記録できるので便利ですね。ただ、不満点は本体ではなくオプションとして販売されている専用ケースですね。これをつけてしまうとカメラ部分に切り欠きが入っていないのでターンスタイルにして液晶をファインダー代わりにして撮影することができません。同時購入を考えておられる方は注意しましょう。

問題外ですね。サイズの関係といいわけをすればそれまでですが、伸縮式になってしかも従来のものよりさらに細くなってしまっています。これは非常に不便ですね。もう少し何とかならなかったのでしょうか。

メモリースティック差し込むとお尻が約2mm弱ほどはみ出してしまいます。かっこ悪いよぉ。

これも大きな不満点です。クレードルとはいえ従来のクレードルとは全然意味合いが違います。これはクレードルじゃなくて充電台でしょう。本当にそれだけの機能しかありません。すなわち、クレードルに載せてもホットシンクさせることができないのです。この仕様ばかりは絶対に納得がいきません。クレードルがオプションになっているSJシリーズでもオプションのクレードルを購入すればPalmの売りの一つであるボタン一つで母艦とシンクロができるのに、このUX50に標準のクレードルにはその機能がありません。ボタンがないどころかホットシンクのためのケーブルさえ接続するコネクタがないのです。ホットシンクを行うためには付属のホットシンクケーブルをわざわざ本体側面のカバーをはずしてコネクタを差し込んで、ホットシンクボタンを表示させてそれをタップするか、または赤外線、Bluetooth無線LANによる接続を使うか?ということになります。無線LANによるホットシンクを行うためには一度は優先でホットシンクを行っておく必要があったりしますが、いずれにしても従来のようなボタン一つで、ということはできません(ホットシンクケーブルそのものはMiniUSBのコネクタで、シグマリオン3のものと強要することが可能です)。必ずホットシンク画面を表示させて、ボタンをタップする必要があるのです。接続すると勝手にシンクロを始めてしまうCEマシンの仕様も首を傾げるところがありますが、Palmでありながらボタン一発でシンクロできないとは・・・。やっぱりCliePalmではない、という声がどこからか聞こえてきそうです。

 以上UX50についてハード的なインプレを簡単に書かせていただきました。けなしたことばっかり書いていますが、UX50そのものについては面白いマシンだと思います。何より小さいのは魅力だったりします。キーボードも親指入力には思ったほど悪くはないですし。しかし、あまりにも矛盾が多かったり、いままでのPalm(もしくはClie)マシンのよいところを無視しすぎているというか・・・コンセプトがわかりにくいマシンであるともいえると思います。通信も、デジカメも、動画も、PIMも扱えるからこれ1台で・・・というマシンにはなり得ないと思いました。ましてや、そのようなマシンにPDA初心者の方が高いお金を出してまで購入することはないかな?と。これ1台ですべて済ませる、というマシンではないことを十分に認識しておく方がよいのではないでしょうか?拡張バッテリーまで購入するのであれば、ある程度使えるかもしれませんが・・・。私は今は拡張バッテリーまで手を出すことはできません(^^ゞでも、自分でも矛盾していますが、せっかく何かの縁でうちに来たのですから、なんとか使えるマシンに育ててみようという思いはあります。はてさて、どのような使い方になりますやら?