次世代Bluetooth GPS「BT-359」(SiRF Star III、Bluetooth Ver. 2.0)」簡単レビュー(その2)

 さて、午前中に第一報をアップしていた次世代Bluetooth GPS「BT-359」。いやはや、すばらしい性能です。何が次世代?って聞かれると正直比較するものがSONYのGP-BT1なので、話にならないのですが、まずは驚かされたのがその衛星補足性能。昨夜深夜にBTによる接続検証だけは済ませておいたのですが、ものは試しと、自宅北側の寝室窓際に「BT-359」をおいて、[es]にてPocket Mapple V6を起動し、「BT-359」による接続テストを行いました。

 ↑こんな状態です。うちは7階建てマンションの2階。しかも寝室の窓の外は東側にマンションの南北の列、そして西側には2階建ての一戸建てが建っています。決して開けた環境ではないのですが、見事に衛星を補足して自宅の位置を測定してくれました。


 ↑BT-359の認識状態は↑の通り。comポートはPocket Mapple V6を利用することを考えて「com6」を設定。
 最初に衛星を補足したときにずいぶんと自宅の位置がずれていたので、「あれ?」と思ったのですが、Pocket Mapple V6のGPSの設定で「機種」を下のように変更してやると、ばっちりと自宅の位置を示してくれました。この縮尺を考慮すると位置的には寸分の狂いもありません。

 ↑このように設定してやれば大丈夫でした。
 そして、今朝、出勤直前にマンションの前で衛星補足開始。だいたいこの手のGPSだと最初の衛星補足にかなり時間がかかった記憶しかなかったのですが(すいません、やすいGPSユニットしか使ってきませんでした(。_・☆\ ベキバキ)。なんと、わずか10数秒ほどで補足完了!めちゃくちゃ早いです。私は現在自転車通勤なので、とりあえず自転車の前かごに入れた鞄の上にBT-359を固定して出勤。すばらしい追随性です。そして、朝アップしたように交差点で信号待ちしているときに[es]の画面を確認してみると、バッチリ!途中細い路地を通過するのですが、出勤してログを確認してみると、地図上の細い路地の上にしっかりログが記録されていました。
 さらに、ちょうど午後から先輩と出張だったので、そのときにも検証(^^ゞ先輩の運転する車で出かけたので、助手席の前にBT-359をおいて、[es]の画面を眺めていました。当たり前のことでしょうが、きちんと「ヘディングアップ」も動作します。
川端通りを南向中
 ↑職場を出発してから目的地までのログを記録してみましたが、ほとんどずれがありませんでした。出張先に到着したときには、やはりその位置もドンピシャ!変な言い方かもしれませんが、[es]でこの性能であれば、さらに大画面のPDAからスマートフォンやPCで試せば、さらに有効なのではないでしょうか?
 最後に出張行きの軌跡を表示すると・・・


 ↑こんな感じでした。BTを内蔵していない[es]だとUSBホストケーブルを介してドングルを装着せねばならないので、見た目や取り回しに少々何ありですが、これだけ正確に現在地を表示し、軌跡を残してくれるのであれば、いろいろな場面で利用することを考えられますね(^^ゞ