入手できないひがみと取られるかもしれませんが・・・

 昨日はそこら中のサイトでW-ZERO3ゲットの祭り状態でした。もちろん、私のようにいつ入手できるかわからない状態でうらやましくゲット報告を眺めていたユーザー予備軍も大勢おられるでしょう(というか、こっちの方が潜在的には多い?)。
上にエントリーさせていただいたようにとりあえず自分のではありませんが、手元にW-ZERO3の製品版があります。確かにいじり甲斐があります。でも、ふと考えてしまいました。
これを手に入れて「さぁ、使い倒すぞ!」「カスタマイズしていくぞ!」と意気込んでいるのは、今までPDAを使ってきたことのある本当に一握りのある経験あるユーザーだけではないのかな?と・・・。でも、もしこれが初めてWM5.0をいじるユーザーであったら、そう簡単にカスタマイズをする、ということもできないでしょう。ということは基本的には標準で搭載されている機能だけを利用していくことになります。こういったユーザーがこれからどういう行動に出て行くのか、個人的には気になっています。もちろん、ネット上でこれから多くの情報がアップされていくでしょうから、それらを調べて、理解できる人はいいでしょう。でも、それでもユーザーの視点で書かれた情報は私も含めてどこか「この部分はいわなくてもわかるだろう」という思いが存在していて、全くの初心者にはその「この部分は・・・」の部分がやはりわからない人が多いのではないか?と心配してしまうわけです。もちろん、それらも十分に考慮して記事を書かれておられる方も大勢おられますし、先日アスキーから発売された「W-ZERO3ガイドブック」も大きな力になってくれると思います。しかし、いままで携帯しか使ってこられなかったユーザーが乗り換え(たぶん買い増しでしょうけれど)てこられたときに、どこまでW-ZERO3の基本機能をわかってもらえるか、ということが、大事なんではないかな?と思っていたりします。電話として発売されている以上電話としての基本機能を置き去りにしてはいけない、というご指摘も私はその通りだと思いました。私(たち?)PDAユーザーはPDAに念願の通話機能が搭載された、と喜ばしい限りですが、PDAを知らなかったユーザーにしてみれば、やはり中途半端な機能と取られる部分がまだまだ多いのではないかと思います。その辺をどう取り込んでいき、スマートフォン市場を日本に定着させていけるか、が今後の鍵になっていくのではないだろうか?と考えています。別に否定的に物事を考えているわけではなくて、これを機会にどんどんこんな便利なものもあるんだよ、ということを大勢の人に知ってもらって、使っていってもらいたいと思います。多くの方が指摘されているように、ここでの失敗は結果的にただでさえ小さくなってしまったPDAの市場をさらに小さくしてしまいます。W-ZERO3をゲットされたPDAユーザーの方すべてにそんな情報発信をしろなどという大それたことを言うつもりは毛頭ありません。一番に動くべきはメーカーであると思っています。しかし、そのメーカーの対応がなかなか要領を得ないものである現状では、少しでも力になれるユーザーがいろんな視点から情報を発信して次に続けていくようにしていかないとダメになってしまうんじゃないかな?と・・・いう老婆心が・・・。ブログやサイトを開いておられるW-ZERO3ユーザの皆さんが今は一番の頼りなんです。もちろん、私もその力になりたいと思っていますが、なにぶんまずは自分のマシンを調達しないことには始まらないわけで・・・。
 あぁ、こんなことかいたら、やっぱり「ひがみ」なんだろうなぁ・・・。でも、ニッチな市場とか、「コアなユーザーしか使い切れない」とか、「ヲタクのためのマシン」といわれるのは、個人的にいやなんですよね・・・。せっかくのチャンスなんですから、手に入れた初心者の方も、搭載されている機能を使い、そしてカスタマイズできる楽しみを味わってもらえたらなぁ、と考えているぬりかべ魔人です。
 うーん、本当につらつらと思いつくままに書いてしまったなぁ・・・。