Bluetooth通信の魅力

 周囲でvodafone@connectカードが騒がれはじめてからいろいろと意見が各所で見られるようになりました。通信速度、料金体系、メインとなっている携帯との割引率などいろいろと検討項目は人によって多種多様であり、私や他の方がやっているようなBluetooth搭載携帯にvodafone@connectカードのU-SIMをさしてBluetoothモデムにして利用していることに疑問を投げかけられることもわかります。私もメインの携帯がすでにauW31CAですので、料金的に考えれば今の1ヶ月のパケット使用から考えてもauのCF型データ通信カードの方がよいのかもしれません。しかし、通信の利用が私のようにノートPC中心ではなくPDA中心の場合に料金云々では片付けられないことがあります。それは手持ちのPDAでCFスロットを搭載したPDAが少なくなったことです。数を減らしたとはいえ未だ私の所有PDAはMX1、e800、BluaAngel、Treo650の4台です。このうちMX1とe800は確かにCFスロットを搭載していますが、あとの半分はSDカードのみです。通信担当マシンをこのどちらかに限定すればいい、という考え方もあるでしょうが、私は基本的にその日の気分で持ってでるマシンが変わることがあります。また、場合によっては職場に持ち歩いているTypeTで通信することもあります。私個人の嗜好としてどれでも常にネットにアクセスできる状態にしておきたいのです。これはPDAで通信をし始めて以来のずっと持ち続けてきた私の希望です。そうなるとCF型通信カードはすでにその役割を果たさなくなってしまいました。AH-N401CをBT-NW1にさして使っていましたが、人間というのは勝手なもので、一度上の環境を知ってしまうとよほどのことがない限り戻ることが出来ません。特に通信関係の問題は皆さんそうではないでしょうか?
 と、ここまで書くと通信の速度に関してはやはりauのものがぬきんでています。しかし、どの機種でも気にせず使える、ということを考えると私にとっては多少の速度を犠牲にしてでも手持ちの全てに共通して搭載されているBluetoothを利用しない手はないのです。また、何よりもCFデータ通信カードは消費電力がかなり高く、現状のPDAのバッテリー環境では非常に心許ないのが現状です。それに比べて、最近mobachikiさんも書いておられますが、BTの消費電力は非常に小さいようでずっとBTをオンの状態にしていてもCFデータ通信カードを利用したり、無線LANを利用したりする場合に比べてバッテリーを食いません。なにより接続先のモデムそのものが携帯電話なのでバッテリーの保ちはPDAとは比べものにならないのです・・・。そういうわけで、私はvodafone@connectカードを契約してよかったと思います。
 決して万人に勧められる方法ではありませんし、人によって料金優先というのも一番の問題でしょうから、それぞれが自分にあった形で利用形態を選べばそれでよいと思っています。